三十路プログラマーぶろぐ

プログラマー、英語初級、三十路

だらだら勉強習慣のおかげ

 俺は勉強ができない学生だった。というより、勉強する習慣を身に着けられない学生だったと言えよう。中高時代は常に下から数えたほうがよい順位で、高校時代にいたっては下位十傑に入っていた。その後、浪人のすえに地方国立大学で農学を専攻した。理由は自然が好きというのもあったが、実学らしく勉強っぽくなくて楽しそうだから。大学時代もまるで勉強をしなかった。

そんな俺だが、社会人になってからというもの、ダラダラ勉強し続けている。しかも年々1日あたりの勉強時間が増えている気がするのだ。無論、真面目に測ったことはない。ここ最近はおそらく、1日1時間半程度だろうか。プログラミングと英語の勉強をしている(遊び混じりではある)。

なぜ俺が勉強を継続できるようになったか?それは締切がないからだ。社会人になると、勉強やスキルアップに締切がなく、いつまでにどの程度の成績を収めなくてはならない、みたいな縛りがなくなる。つまり、気が向いた時にダラダラ勉強することが許される。学生時代は締切があったので、勉強が単なる義務で苦痛だったのだ。 

社会人となって始めてシステムエンジニアとして勤務したのが、当時は縁もゆかりもなかった大阪だ。友達はいないし作れないし、若手の飲み会も嫌だったから参加せず、仕事に疲れて土日はひたすら暇にしていた。そんなわけで俺は毎週、大阪城公園に行っては昼寝をする日々を送っていた。

そのうちただ昼寝するのも飽きてきて、IT関連の本を買って、寝っ転がりながら読むようになった。最初の頃は、何が書いてあるのかもさっぱり理解できず、ものの数分で飽きていたのだが、徐々に読む時間が伸びていった。これが今ダラダラ勉強を続けることになったきっかけだ。

ダラダラとはいえ勉強を続けていると、何だかんだ知識が増えていくし、勉強というものに対する心の壁が低くなっていく。そもそも、勉強が苦手な人間はそもそも真面目に勉強するなんてことはできない。最初から目標なんかを決めて取り組むのではなく、とりあえず寝っ転がりながら本でも読むことから始めるのもありかもしれない。